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天に代わりて不義を討て!
警察24時の裏 裁判官が異常にデタラメな判決をする問題

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 正体はCFR(実質的な米国政府、ワンワールド、世界政府)のための執行官 CFRのための刑事裁判と民事裁判が占領植民地のカラクリ
公安・警察・検察職員の天下り(再就職) 全リスト
国家公務員の再就職 (天下り )状況 (2013年度) 全省庁(PDF)
警視庁天下りリスト(PDF)
スクープ入手! 2013年版警視庁「天下り」リスト
みずほFG 東京電力 マクドナルド 野村證券 西松建設 ほか 有名企業、問題企業がズラリ
【出典】現代ビジネス
退職後にどう生計を立てるか、誰もが頭を悩ますなか、いまだに人事課が再就職を斡旋する役所があるというから驚く。警視庁である。しかも天下る先は有名企業ばかり。なぜこんなに優遇されるのか。

仕事は特にない

〈みずほフィナンシャルグループ 上席審議役〉
〈東京電力 部長〉
〈住友不動産 嘱託〉
〈野村證券 参与〉
〈日本マクドナルド 法務部顧問〉

A4判4枚の資料には、超有名企業の名前と役職名がズラリと並んでいる。その数、実に59名。
〈再就職状況の公表について〉と題されたこの資料こそ、警視庁幹部の最新「天下りリスト」である。平成24年4月1日から25年3月31日までの1年間に、警視庁を退職した幹部の再就職先が記されている。リストにある企業名を、もう少し挙げてみよう。

〈住友商事〉〈三菱東京UFJ銀行〉〈雪印メグミルク〉〈ヤナセ〉〈日本ケンタッキー・フライド・チキン〉〈パイオニア〉〈東レ〉〈日本通運〉〈昭和シェル石油〉〈KDDI〉〈日本生命〉〈西松建設〉〈森ビル〉……錚々たるラインナップである。

資料の作成元を示す右上の欄には、〈人事第一課〉と記されている。

自身も退職後大手企業に再就職したという、警視庁元幹部が語る。
警務部人事第一課は約200人の職員が所属する部署。幹部の人事を司るとともに、問題があるとされる警察官の素行調査などを行い、内部でも恐れられている。そして、彼らのもうひとつの重要な仕事が、幹部職員の再就職を世話することなのです

不思議なのは、近年では規制が強まり、公務員の天下りは厳しく取り締まられているはず。なぜ、警視庁ではこうした人事課主導の大々的な天下りがまかり通っているのか。
確かに、国家公務員の天下りに関してはずいぶん厳しくなりました。しかし、警視庁は霞が関にありながら、実は東京都の組織。そのため、盲点となってマスコミの批判を受けることもなく、今も天下りし放題なのです」(全国紙社会部記者)

事実、この資料は警視庁本部庁舎内の情報公開センター内で、一定の手続きを踏めば閲覧・複写することができる。しかし、事実上そうした知識をもつ一般人は皆無であり、この「天下りリスト」は誰の目にも触れることなく、閲覧期限を迎えてひっそりと処分されてゆくのである。

今回本誌は、リストに載っている56の企業・団体全てに取材を申請した(リストの抜粋と取材結果の詳細は53ページに掲載)。
その中で直接の取材に応じた警視庁OBが一人だけいた。元捜査第三課長で、現在は公益財団法人・暴力団追放運動推進都民センター事務局長を務める竹野哲弘氏だ。
普段は相談を受けたり、講演や協議会に出かけて挨拶したりしています。任期はだいたい5年。警視庁の退職者を受け入れる体制は、もちろんありますよ。次もまた誰か来るでしょう。うちは暴力団を相手にする組織ですから、知識のない人が来てもどうしようもないんですよ。とはいえ、私も出身は三課(註・盗犯担当)ですけどね。人事一課から通知が来たら、言われたところに行くしかないんです

この竹野氏の証言は、天下りが人事第一課主導であることを裏付けている。
また少数ではあるが、他の企業・団体から寄せられた言い分も見てみると、
警察官としての知見、経験を活用するために採用している」(かんぽ生命保険)
リスク管理についてのアドバイザーとして雇用している」(東レ)
これまでの経験を活かして、活躍が期待できる方を採用しています」(三井住友海上)
つまり、あくまで企業にとって必要な人材だったから採用したと回答する。

しかし、実態は全く違うようだ。現在、ある銀行に天下っている警視庁OBが明かす。
一応は、コンプライアンス問題や、反社会的勢力への対応が私の主な職務ということになっています。ですがこれまで2年間在籍して、仕事はほとんどありませんでした。そもそも社内には専門の担当者がいるので、私の出番はないんです。昼間は会社の近所をぶらつき、午後はもっぱら肉体鍛練という日々です。ただ、私の職務は『万が一に備える』ことなので、仕事がないのは『万が一』がなかったということ。だからタダ飯食いという意識はないし、天下りという意識も全くありません

給料はすごく高い
金額こそ明言しなかったものの、このOBは「給料も悪くはありません。皆さんが考えるほど多くはないと思いますが、何の不満もない」と言う。
要するに、高給取りの用心棒にすぎず、仕事らしい仕事などないのだ

注目すべきは、一昨年の10月から東京都でも施行された暴力団排除条例(暴排条例)の存在が、警視庁OBの再就職先を増やすのに一役買っているという現状である。
企業・団体としては、警視庁OBを受け入れることで『うちはきちんと暴力団対策をしている』というポーズを取ることができる。警視庁の側も、『暴力団との付き合いをやめて、警視庁OBを雇いなさい』と暗に指導して、利権を大きくしているのです」(前出・全国紙社会部記者)

しかし、彼らの威光にどの程度意味があるかについては、疑問符が付く。今回の資料にあるだけでも2名の警視庁OBが再就職しているみずほグループが、暴力団への融資問題で厳しい追及を受けているのは周知の通りである。
警察OBを受け入れただけで暴力団対策になるならば、苦労はしません。それならば、警視庁OBを複数抱えているみずほは何をやっていたんだという話になるでしょう」(警察組織の不祥事に詳しい清水勉弁護士)
さらには、天下り警視庁OBの存在が、捜査の中立性を妨げる可能性も指摘されている。ジャーナリストの大谷昭宏氏が言う。
ある消費者金融には毎年のように警視庁から天下っていて、ついに元警視総監まで籍をおくようになった。その消費者金融に不祥事が持ち上がった際に、警視庁内から『大物OBに恥をかかせるわけにはいかない』という声が出て、なかなか捜査に着手できなかったということが実際にありました。天下りは、このような不正の温存にもつながりかねない
天下り先の中には、雪印や西松建設など、かつて警察・検察の捜査対象となった企業もある。経営するホテルチェーンの食品偽装が発覚した日本ホテルは、まさに今、彼らが狙っている企業である。そんな時に、天下りOBの存在は妨げにこそなれ、捜査の進展には寄与しない。

現時点で、リストの中で一番の「問題企業」は東京電力だろう。原発事故の責任は今後も厳しく追及されるはずだが、同社に警視庁OBを受け入れている理由を問うと、こう返ってきた。
電気事業を営んでいく上で、当社社員にない警察OBとしての豊富な経験や専門知識を有している者として採用している
電気事業に警視庁OBの経験や知識がどう生きるのか具体的には分からない。しかし事故収束もままならぬ今、経営難の中でなお天下りを受け入れていることには違和感が拭えない。
会社の役には立たない

では、具体的にはどのようにして再就職先は決まるのだろうか。冒頭の警視庁元幹部が解説する。
実績以上に大事なのが、どこの警察署や関連機関にいたかです。たとえば警察署にはAからDまでのランクがあって、ランクが高い署の署長ほど、優先的に再就職が差配されるのです。
Aランクは大規模な署です。第一方面でいえば麹町、丸の内。第二方面は蒲田。第三方面は渋谷・世田谷。第四方面は新宿。第五方面は池袋。第六方面は浅草。第七方面は本所。第八方面は立川。第九方面は八王子・町田。第十方面は板橋の各警察署ですね。
Bランクは署長1年生が赴任する中規模署。その下がCランクで、事件の少ない署です。ドラマで有名になった東京湾岸署はBかCですね


この元幹部の最終階級は警視正で、Aランクの大規模署の署長も務めたことがある。彼の天下りは、こんな経緯で決まったという。
定年間近になったとき、OB経由で『来年、任期切れの人がいるので枠が空く。(後任に)どうですか』という話を、大手不動産と鉄道会社の2社からいただきました。交渉や手続きなどは、すべて人事第一課が行います

警視正より1階級上の警視長(方面本部長や本庁の部長クラス。警察署長よりも偉い)では、さらに条件がよくなるという。
警視庁OBであれば、再就職には困りません。少なくとも、Bランクの署長クラスに相当する警視以上であれば引く手あまたですよ」(前出・元警視庁幹部)

今回取材した中で、採用した警視庁OBの待遇について唯一具体的に明かしたのが、公益財団法人・東京タクシーセンターである。同財団の担当者が話す。
常勤の常務理事として来ていただいています。常勤の場合、週に3日以上の勤務と定めています。報酬は月額65万円で、ボーナスも出ます。年間の報酬は1100万円です

他の法人には、送迎用に黒塗りの車まで付けるところもあるという。
いまどき非常識ともいえる待遇での再就職が横行する警視庁の現状を、前出の大谷氏が批判する。
彼らがどこに再就職しようと、能力を買われているなら構いません。問題なのは、警視庁側が事実上『おまえのところは何人引き受けろ』と、企業に採用枠を押しつける形になっている場合です。長年にわたる先輩からの申し送りで、ポストが指定席化しているのに、表向きは『企業側から強い要請があったため』と言ってごまかしている

企業側に、警視庁OB受け入れの「枠」が存在することは間違いない。今回取材に応じたあるメーカーの担当者もこう洩らした。
採用にあたっては、うちの人事担当と先方の人事担当(人事第一課)がやりとりをしていますが、『もっと多く受け入れてくれないか』という警視庁の要望に対し、こちらは『もう十分です』と断っています。うちの枠は2名ですが、最大限の人数を採っている

ただ、多くの企業が警視庁OBをしぶしぶ受け入れている一方で、警視庁OBと「共生」関係にある業界も少なくはない。
普段から警察への根回しが欠かせないパチンコ業界はもちろん、意外に多いのはホテル業界。客とのいざこざやトラブル対応に必須なので、名門ホテルには常に3~4人の警察OBが在籍しています。金融や不動産業界では、物件の調査や不良債権者の人物調査が必要というのが建前ですが、やはり最も期待されている役割は暴力団相手の用心棒。大手不動産で警察OBを雇用していないところはありません」(前出・警視庁OB)

退職後の暮らしが不安なのは、誰しも同じことだ。
警視庁の天下り事情は公務員の中でも際立って恵まれている。警察官を勤め上げたから退職後は特別扱いが許されるなどという道理は、どこにもないはずである。
「週刊現代」2013年11月30日号より
スクープ入手! 2013年版警視庁「天下り」リスト みずほFG 東京電力 マクドナルド 野村證券 西松建設 ほか 有名企業、問題企業がズラリ 現代ビジネス 経済の死角

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痴漢担当警視 わいせつで逮捕
警視を強制わいせつ容疑で逮捕 警視庁 <日経新聞 2013/12/6 10:16>
前町長「証拠を消せ」 電動ドリルでハードディスク破壊  「小渕優子」お咎めなしなら特捜部はいらない!〈週刊新潮〉
ドリルでHDD破壊…検察を本気にさせた小渕優子氏 日刊ゲンダイ 2014年12月20日
「出世とカネ」から「天下りと拳銃」まで 警察の 「掟」「タブー」「都市伝説の真偽」を誌上公開
関東地方のある警察では、こんな「飲酒三原則」がある。

●非番日の宴会禁止
●2時間以上の飲食禁止
●2次会禁止



 厳しい規律を課される警察官らの苦労がしのばれる……と思いきや、最近の若い警官の中には「自分の時間を大切にしたい」と、この三原則を歓迎している者もいるらしい。
 国民の安全・安心を守る任務を担う警察官の実態は意外なほどに知られていない。インサイダーだけが知っている、警察社会ならではの「掟」や「タブー」を総ざらいする。

「警察力」の低下が叫ばれて久しい。刑法犯の検挙率は80年代は60%台だったにもかかわらず、01年には19・8%と戦後最低を記録。その後、回復傾向にはあるものの、09年も32%にとどまっている。
「その背景には、犯罪の多様化、広域化などの理由もある。だが、それに加え、団塊世代の大量退職期を迎え、捜査力のあるベテランが急激にいなくなっていることも大きい」
 と指摘するのは、元警視庁警察官でジャーナリストの黒木昭雄氏だ。

 警察では検挙率の低下を受け、01年度から09年度にかけて「地方警察官」(都道府県の警察官)を2万5000人以上増員。さらに、退職したベテラン警察OBを再任用するなどして、捜査技能を伝承させる仕組みも活用している。
「しかし、捜査能力は一朝一夕に身につくものではない。それに加え、若手が足で稼ぐ捜査を好まなくなった。出世を望み、捜査より試験勉強に力を入れる警察官が多くなっているんです」(黒木氏)


■上位わずか0・2%によって動かされる組織
 日本の警察は極めて厳密なピラミッド構造になっている。
 29万人の頂点に立つのは、警察庁長官。その下に、警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査の9階級がある。
 国の機関である「警察庁」は、警察制度の企画立案や警察行政に関する調整などの役割を担い、対して自治体の機関である「都道府県警」は、実際の警察業務の「執行」を行なう役目を負っている(なお、「警視庁」は東京都における都道府県警に相当する)。

 警察庁に在籍する警察官や職員は国家公務員。一方、都道府県警察に属する警察官らは、基本的に地方公務員だ。
「ただし、都道府県警を実質的に指揮監督しているのは、キャリアです。警視庁のトップである警視総監はもちろん、各道府県警の本部長は、階級2位の『警視監』らが就きますが、彼らももちろんキャリアであり、身分は国家公務員となります」(黒木氏)
 こうした、「都道府県警にいる警視正以上の幹部」は、「地方警務官」と呼ばれ、身分は国家公務員、給料も国庫から支出されている。
 地方警務官は626人。事実上、全国の都道府県警は、上位わずか0.2%ほどのキャリア官僚によって動かされていると言っていい。
 ノンキャリ組にとっては、このピラミッド構造の中で出世していくのは大変なことだ。

都道府県警察に採用されるノンキャリは、巡査、巡査部長、警部補、警部と昇任試験を受けて、合格しなければならない。しかも、受験資格を得るには、巡査部長試験、警部補試験のいずれも、高卒なら4年以上、大卒なら2年以上の実務経験が必要だ。
つまり、18歳で警察官となった後、2段階上の警部補になるまでに、最短でも8年間はかかることになる。
「実際は、例えば巡査部長昇任試験は倍率20倍と言われるほどの難関です。なかなか出世できない警察官は多い。50代の巡査部長、警部補というのもザラです」(黒木氏)

 キャリアの出世スピードはまったく違う。
 彼らは、警察庁に入庁すると同時に、警察大学校に4月入校、夏過ぎには大都市の警察署に配属される。その時点で、すでに警部補だ。ベテランのノンキャリ組に多い階級に、スタート地点で立っているのである。
 キャリア組は無試験でどんどんエスカレーターを上がり、ほとんどが警視監まで出世。それ以上の警視総監、警察庁長官になれるかどうかは、実力とタイミングと運次第だ。

 40代半ばの高卒ノンキャリ警部は言う。
「僕が警部試験にやっと受かったのは3年前。倍率は30倍ぐらいだった。昇任試験用の過去問集も市販されてますから、仕事の合間とか休日に勉強する。でも、通常の勤務をしながら受験勉強するのは大変なんですよ」
 警部からさらに警視を目指すのか?
「いやぁ、ここから先は上からの覚えがめでたくなって、選ばれなければならない。頑張ったらなれるというもんじゃないんですよ」
 サラリーマン社会とは一風違う、出世争いの風景。だが、警察官と一般サラリーマンとの違いはまだまだある。警察社会ならではの「掟」「タブー」、さらには「都市伝説の真偽」について、見ていこう。

●「知られざる掟」編
・休日に自家用車に乗るにも許可がいる
「地方の実家に帰る時、上司に届けを提出しなければならないんですよ。そもそも我々は、車を買うにも上の許可がいるんですから」
 さも当然のように話すのは関東地方の40代巡査部長だ。都道府県によって事情は違うようだが、県外への長距離のドライブには上司の許可が必要な部署は少なくない。
 警視庁の場合でも、「旅行などで家を空ける場合には、届け出を求めています」(広報課)という。
 前出の巡査部長が続ける。
「もし無届けで遠方に出かけて、事故などを起こした場合は問題になります。うちの部署の場合、海外旅行も1か月前には届けを出さなければならない。しばらく家族旅行には行っていませんよ」

・出世の際には必ず異動する
 昇任試験に合格したら異動になるのは「お約束」だ。
「試験に合格したら、役職も高くなる。それにもかかわらず同じ部署で勤務していたら、ついこの前まで同僚だった人間が部下になって、指揮統制が取りにくくなる。そこで異動させ、新しい気持ちにさせるわけです」(黒木氏)

・古くなった制服は自分で裁断、処分する
 制服はもちろん支給品。だが、古くなった制服はどうするのか。もちろん外部に横流しするのは御法度だが、実は、基本的には自分で裁断、処分する。例えばこんな具合に定められている。
「裁断等の処置については、当該支給品に付属する金属ボタン、エンブレム、記章及び片布を取り外して切り裂くものとする。なお、ベルトのバックルは金づち等で使用できないよう処置すること」
 しかし、実際はそんなことをするのが面倒だから、タンスに眠らせていて、どんどん増えている人も多いとか。
続く →

・拳銃は取り出しただけでも「報告書モノ」

 かつては発砲する場合、「撃つぞ」と警告することが義務付けられていた。だが、警察官の殉職が相次ぎ、01年からケースによっては予告なしで発砲することが許されるようになった。
「拳銃の取扱いには、『けん銃警棒等使用および取扱い規範』という細かい規則があり、実際に使用した時はもちろん、なにかのはずみで職務中に拳銃をケースから出しただけでも、基本的には報告書を書かなければならないし、厳しく説明を求められることになる」(黒木氏)

・「飲酒三原則」
 関東地方のある警察では、非番日の宴会禁止、2時間以上の飲食禁止、2次会禁止という「飲酒三原則」が徹底指導されているという。
「最近、警察官の飲酒運転や酔った上でのわいせつ行為が問題化していますから、上は引き締めに躍起になってるんですよ」(40代警部)
 昔はホネのある上司がいて、ことあるごとにスナックを借り切って宴会を開き、2次会、3次会は当たり前、最後はキャバレーまで繰り出して、部下の掌握に努めていたとか。
「でも、最近の若いモンは嫌がります。それより自分の時間を大切にしたい。『飲酒三原則』をむしろ歓迎しているようですよ」(同前)

・残業代は「半分」が目安
 張り込み、尾行、物証探し……寝る暇もなく働く刑事は、ちゃんと残業代が出るのか。
「『超過勤務手当』というものが出ます。しかし、都道府県警によって支給率が例えば50%、60%などと事実上決まっている。予算の制約があるから仕方がないことなのですが、現場は『どうせそんなに給料増えないしな』なんて嘆いていますね」(黒木氏)



●「タブー」編
・身内に逮捕者がいると警察官になれないことも
「三親等以内の親族に逮捕者がいると警察官になれない」という噂もあるが、本当か。黒木氏が語る。
「採用の際には、本人に問題はないか、特定の思想を持つ組織で活動した過去がないかなどが調べられます。その際、親族に前科があるという情報があれば、犯罪の種類にもよりますが、採用を控えるということもあり得るようです」

・「中国人女性との結婚」に反対された警察官
 恋愛や結婚は、当然個人の自由だ。しかし、実際には、上司から反対されるケースがあるという。
「私の知っている警察官が、中国人女性と結婚しようと思って上司に相談したら、『そんなの無理だ』と言われ、結局、警察を辞めて結婚したことがありました。仮に結婚したからといって、クビになることはありませんが、そういった上司のもとだと、出世が難しくなる。
 実際には私の知る限り、警察官は恋愛や結婚に際しては相手選びに慎重になるから、あまり問題になることはありません」(黒木氏)
 なお、これらのタブーについて警察庁に確認をしたが、「回答は差し控えます」とのことだった。

・交番や自宅で制服に着替えてはいけない
 勤務先の交番が家から自転車数分の距離なら、自宅から制服で出かけたいところだが、これは許されない。
 警察官が制服に着替えるのは、警察署の中。だから、どんなに自宅から交番が近くても、いったん配属先の警察署まで出かけ、そこで着替えてから交番に向かわなければならない。帰りも同様だ。

・「天下り」と「再就職」のタブー
 警察も、官僚組織のひとつ。「天下り」は存在するが、他の役所と同じような名誉職としての天下りは、警察庁のほんの一握りの上層部OBが財団法人・全日本交通安全協会や、社団法人・全日本トラック協会などに理事などとして就いているにすぎない。60代の元ノンキャリ警部が語る。
「ほとんどの警察OBは、自分で再就職先を何とか見つけてきますね。例えば、交通課に勤務していた警部が、タクシー会社の幹部として再就職するケースはよくあります。
 それは、名誉職というよりも、事故が起きた時に、後輩の警察官を相手にスムーズな処理をするという実務能力が期待されている」
 他にも一般企業の総務部などから声がかかることは少なくないが、警察の捜査に敵対する勢力、例えば暴力団との付き合いのある会社に再就職することはタブー視される。それでも、中には元警察官が風俗チェーンの会社に再就職した例もあるという。




●「都市伝説」編
・交通違反の検挙に「ノルマ」がある
 公式には「ノルマ」は存在しないことになっているが、実際は「目安」「目標」という形で事実上のノルマが存在するという。
「現場では『前年比』でどれくらいの検挙があるかという数字が常に意識されています。例えば上期の数字が悪ければ、前年より成績が下がるのを避けるために、下期には現場に「もっとやれ」とハッパがかけられます。
 すると、その数字を達成するために、交通違反が多い場所で待ち構えるようになるのです」(黒木氏)
 交通違反ばかりではない。窃盗犯の検挙数が足りない時には、駅前で自転車泥棒を狙うことになる。それも「占有離脱物横領罪」という立派な罪。それで検挙率は高まるというわけだ。

・刑事より交番勤務のほうが出世する?
「キラキラ警部」という言葉がある。キは「機動隊」のキ、ラは「警邏」のラだ。「機動隊も、警邏(交番勤務の警察官)も、比較的勉強する時間が取りやすい。
 だから、最初は巡査として機動隊に入り、勉強して昇任試験に合格・巡査部長になって異動する時には交番勤務を希望し、勉強して昇任試験に合格……これを2回繰り返して、「キラキラ」で警部まで昇任するのが出世の早道だということです。
 しかしそれでは、頭でっかちで現場のことを知らない警察官ができあがるというデメリットもあります」(黒木氏)

・車内に警察のマスコット人形を置いておくとレッカー移動されない?

・政治家の息子は交通違反を見逃してもらえる?
「昔は現場の裁量で、多少はそうしたこともあったのかもしれませんが……」と黒木氏は苦笑い。
「警察は法に則って、適切に職務執行しております」(警視庁広報課)
 というコメントの通り、これらは「あり得ない」ことだ。こんな都市伝説に惑わされて駐車違反をしたら、キッチリ検挙される。

(出典)
黒木昭雄(ジャーナリスト)と本誌取材班 SAPIO
日本警察はどこへ行く 警察腐敗 回顧と展望
市民の目フォーラム北海道代表   原田 宏二氏 「元北海道警察 警視長」
日本警察はどこへ行く 警察腐敗 回顧と展望 (PDFファイル)
泣く子も笑う警察の不祥事
 
 
 
警察不祥事
警察官等不祥事 2014年

良識ある国民は、警察官や検察官或いは裁判官がやっているからといって真似をしてはいけません。
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警察官等不祥事 2013年
張り紙の文章:「許可なく駐車はしないでください! 駐車場管理事務所
警察を信じられる? 実は過去最悪の水準だった警察不祥事

 時論公論 急増する現職警察官による不祥事

図:NHK 時論公論「警察不祥事 最悪の水準に」より

2012年中に懲戒処分を受けた全国の警察官や警察職員は458人に上った。免職は62人、停職は128人、逮捕者も93人









 
NHK 時論公論 「警察不祥事 最悪の水準に」
2013年02月01日 (金)
(渥美哲 解説委員)

渥美 哲  解説委員


警察官等の犯罪及び不祥事
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 警察官等不祥事 2013年
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警察の犯罪・不祥事・疑惑の30年史 1978-2000
【保存版】警察の犯罪・不祥事・疑惑の30年史1978-2000 [PDF]
住宅街は「青空駐車天国」 「保管場所法違反」を見逃す警察(PDF)
本文書は警察庁と消防庁に送付済みです。
住所および電話番号は、警察庁、北海道警察本部、札幌西警察署に届けております。
 
【速報】 森まさこ vs 福島みずほ「とんでもない」  秘密保護法 (11/18)
参院11/18国家安全保障に関する特別委員会 森まさこ 福島みずほ(社民)の質疑
(コメントより)  ここまで穴だらけの法案をなぜ早急に通そうとしているのか。修正とか以前の問題。
国民はもっと反対したほうが良い。こんな人達が政治を動かしているという事自体、終わってる。
やばいよねー(って書いてる時点で捕まるのか、やばいやばい)
 
ようやく姿を現した特定秘密保護法
凋落する警備・公安警察の起死回生の法律
   秘密保全法制に関する有識者会議の報告書でわずかに窺い知ることできた「特定秘密保護法案」の原案が、平成2593日、ようやく政府から自民党に示された。
 今年の秋の国会に提出されるという。
 これによると、有識者会議で示されていた特定秘密の範囲国の安全外交公共の安全と秩序の維持)のうち、が「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項諜報活動等)」と「テロ活動防止に関する事項」となったほかは、公務員や民間業者が特定秘密を漏えいした場合、最高10年の罰則が科せられるなどはほとんど変わらない。
 特定秘密保護法違反の捜査は、当然ながら第一次捜査機関である警察が行うことになる。
 その際、警察はこれまで述べてきた国民監視網を有効に活用することになるだろう。
 そのほか、特定秘密の取扱業務を行うことが見込まれる公務員や民間業者の役職員(職員等)の適正評価の調査は、行政機関の長又は警察本部長が行うこととされている。
 その調査事項は、諜報活動等、テロ活動との関係に関する事項(職員等の家族及び同居人の氏名、生年月日、国籍、住所を含む)以下、犯罪・懲戒経歴、情報取り扱いの非違歴、薬物乱用、精神疾患、飲酒の節度、信用状況等に及ぶ。
 法が施行されたときには、警察庁や都道府県警察に「秘密保護法に関すること」を所管するセクションが設置されることになる。
 これらの業務は、おそらく警備・公安警察の部門が所管することになるだろう。
 まさに、凋落する警備・公安警察の起死回生の法律だ。
 警察庁が熱心に取り組んだのもうなづける。
 これまでも、国、地方公共団体等にかかわる不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的とする市民オンブズマンの活動が、警備・公安警察の視察対象だったことは明らかだが、特定秘密保護法が施行されたときには、市民オンブズマンの活動に対する監視活動は一層強化されるに違いない。
 情報公開請求などのオンブズマンの活動が、「特定秘密」の取得行為の未遂、共謀、教唆、扇動として取り締まりの対象になる可能性もある。
「第20回全国市民オンブズマン京都大会・警察分科会 講演全文」より
  全国の警察の動きや警察関連の出来事、警察職員の不祥事(PDF)
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【癒着せる東電と警察権力】
 
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北大工学部・情報工学科 計算機室にて

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御用メディアが絶対に 報じない 東京電力の 「大罪」&経産省、 原子力保安院との 黒い癒着
[総力検証]
世界を震撼させたレベル5「原発大パニック」
御用メディアが絶対に報じない 東京電力の「大罪」
週刊文春
2011年3月31日号
世界を震撼させた「原発大パニック」は、紛れもない人災だった。
福島第1原発2号機は、昨年6月にも電源喪失で水位低下を起こしたのに警告は無視。甘過ぎる原子炉プラント設計。我先にと現場から逃げ出した社員、肝心の社長は雲隠れ。東京電力の「大罪」を問う。
■予想しない水素爆発、真水に執着・・・・お粗末な危機意識 福島県郡山市
「私が県知事の時代だけでも、原発の下請け業者から30数通の内部告発が寄せられました」
静かに振り返るのは、佐藤栄佐久・前福島県知事だ。郡山市の自宅を訪ねると、石の塀が全て崩れ落ち、庭が丸見えになっている。
本や食器が散乱した部屋を避け、記者を離れの仏間に通すと、佐藤氏は溜め息をつくように語り始めた。
「私が政府や東京電力とつばぜり合いをしてきたから言うのではありません。今回の原発事故は、間違いなく人災です。私は自信を持ってそう言える――」

一方、東京・内幸町(うちさいわいちょう)の東京電力2階、総合対策本部。中央の円卓に座るのは、海江田万里経済産業相と、清水正孝東京電力社長。大型モニターには、福島第1原発での緊迫する作業状況が映し出される。部屋には原子力安全・保安院、自衛隊など100人以上が出入りする。
地震発生から1週間後、その清水社長が行方不明になったという噂が流れた。
「自殺したと言い出す議員もいた」(民主党関係者)

無責任なデマだが、こんな噂が流れるほど、普段は軽口を叩く気さくな清水社長が見る影もなく憔悴していたと言う。
何故なら、福島第1原発の大パニックの最中(さなか)、東電側は危機意識の薄さから判断ミスを犯していたのだ。
世界有数の電力会社であるはずの東電は、何故世界中を震撼させる危機を回避出来なかったのか――。
その理由は「想定外の自然災害」ではない。背景には、原発を推進する国、事業者である東電、チェックするはずの保安院の3者による「原発村の馴れ合い」とも言えるトライアングルがあった。先ず、判断ミスは、地震発生の初日から始まっていた。東電内に役員達が集まるや、「純水、淡水の注入で何とかならないか」という議論が始まった。東電関係者が話す。
「海水を注入するなど頭になかった。水素爆発も予想していませんでした。電力も非常用ディーゼル発電も駄目になっていましたが、現場に電源車が向かっていた為間に合うだろう、間に合わなくても炉心溶融は起きないと考えたのです」
先ずは電源の復旧というシナリオは、信じられない理由で吹き飛ばされる。「電源車のコードの長さが足りず、繋げなかった。災害用なのに災害時を想定した設計になっていなかったわけです」(社会部記者)

【「原発村の論理」にキレた菅】

更に「原発村の論理」が、ただでさえキレやすい菅 直人首相を怒らせた。
当初、東電と保安院は、首相官邸に「問題はありません」と報告。
しかし、「官邸で原子力安全委員長が、『水素爆発の可能性はあるけれど、問題はありません』と説明したのです。
菅首相は『爆発があったら、まずいじゃないか!』と怒り出した。
案の定、翌日、1号機が爆発するのですが、その前に東電としては逡巡(しゅんじゅん、躊躇い)があった。原子炉格納容器の圧力弁を開けて圧力を下げることを考えましたが、弁を開けると放射線が漏れる可能性がある。結局、2日目の午後2時に弁を開けましたが、1時間半後に水素爆発が起きたのです」(前出・東電関係者)

迷っている間に、放射線漏れも爆発も起きて、作業が一層困難になり、全てが裏目に出たのだ。

「社長命」で撤退命令を

更に3号機〔猛毒プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使用〕も爆発すると、清水社長は完全に弱腰になったと言う。「東京電力は無責任過ぎる」と言う官邸関係者が内幕を明かす。
「3号機〔猛毒プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使用〕が爆発した3月14日の午後9時頃、東電側から海江田経済産業相と枝野幸男官房長官のもとに、『現場から撤退したい』と、突然連絡があった。
国民を見捨てる気か』と押し返し、第1原発の所長に連絡をした。
すると、所長は『まだ、やるようがある』と言う。
社長と現場で言っていることが違うんです。
それでも深夜になって、東電側が今度は『社長命』で撤退命令を出そうという動きになった。そこで、午前4時に菅首相が清水社長を官邸に呼び出したのです」

それから約1時間後、今度は菅首相が東電に乗り込んだ。半ばパフォーマンスじみた行動で東電幹部達を怒鳴りつけ、余りにも遅過ぎる、政府と東電による統合対策本部の立ち上げとなったのである。では、真水の注入が不可能と分かった段階で、何故海水注入の判断をしなかったのか。
実は、最初の爆発から4時間半後の12日午後8時まで、東電対策本部の円卓会議で、誰1人「海水の注入」を言い出す幹部はいなかった・・・・。
そもそも、清水社長は「無傷なだけが取り柄」で出世し、菅首相と同様に“棚ぼた”式でトップに就いた人物だ。経営者としては疑問符が付くと言う。
「今の東電は、ミスをしない人間が上に上がる。清水社長は慎重でクリーンだが、増資の失敗で今年6月の株主総会で批判されると言われていた。また、彼以上に問題なのが、周囲にいる“ひらめ社員”達。意見を言うこともなく、官僚以上に官僚的です」(経済部記者)

東電は、柏崎刈羽原発の事故で08年から2年間で計2000億円の赤字を出している。今回の事故で経営危機は確実に訪れる。
副社長の1人はオフレコで記者に「(火力発電の)原料価格が上がっているからなあ」と漏らした。事実上の電気料金の値上げ宣言と取れる(東電総務部は「値上げ発言はあり得ません。議論もない」と否定)。
爆発をした1号機は稼動から40年が経ち〔海外では通常30年が廃炉の目安。
特に欠陥が指摘されるGEのマークⅠだけに尚更〕、減価償却を終え、「金の卵を産む鶏」のように利益を生み出す原子炉だった〔その陰で大量の被曝労働者を道具のように使い捨て殺してきた〕。
それが、海水を注入すれば、廃炉になる。利益を生み出す装置を失う恐怖が、判断を鈍らせたのではなかったか。
経営と安全のどちらを優先するか。冒頭の佐藤栄佐久・前福島県知事は、こんな話を覚えている。

「中部電力の浜岡原発で配管の損傷事故が起きた際、福島の原発にも同じ配管が使われていました。
そこで、点検作業をすることになりましたが、保安院はこう指導したのです。
『運転計画を勘案して点検計画を行え』。
つまり、安全の為の点検を優先するのではなく、運転を行いながら点検を行えということです」

保安院とは、そもそも厳しい検査をする役所ではないのか。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教授が言う。「私は『原子力村』と呼んでいます。電力会社、電力会社、メーカー、官僚、原子力学会というグループで、原子力に寄りかかることで自分達の利益を守ってきた。この村に入ると、お互いに批判が出来ない。批判への十分な議論も出来ないのです」

〔動画〕USTREAM - あえて最悪のシナリオとその対処法を考える 小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が出演 - videonews.com[178分54秒]
〔動画〕USTREAM - 田中三彦氏(日立バブコック・元原子力圧力容器設計者)による福島原発事故の解説 - 原子力情報資料室(CNIC) 2011年3月18日 [93分00秒]
昨年2号機が「水位低下」

実は、昨年の鳩山政権下の国会で、今回の事故を拡大させる電源喪失の可能性を指摘した議員がいる。京都大学の原子核工学科出身の吉井英勝代議士(日本共産党)だ。
「これまで政府は、非常時用のディーゼル発電機を、3系列設置していると言い、それを売りにしていたんです。しかし、スウェーデンでは4系列もの電源を用意していたのに、事故で2系列の電源が止まると、その影響で残りの2つも駄目になった。それで、非常時用の電源が使えなくなった時の対応を質問したんです」
昨年5月、答弁に立った寺坂信昭・原子力安全・保安委員長は、まさしく今回起きている事実を“予告”していた。「非常に小さい確率ながらもそうなると、(核燃料棒の)冷却機能が失われます。長時間にわたると、炉心溶融に繋がることは論理的に考えられる」

この答弁から1カ月も経たないうちに、福島第1原発で質問通りの事故が起きた。いわき市議の佐藤和良氏が話す。
「昨年6月17日に、福島第1原発の2号機が電源を喪失し、水位低下が起こりました。この時、2号機全体が15分間も停電したのです。マスコミの人達にもずっと警鐘を鳴らしたのですが、危険性に気付いて貰えませんでした」
この時は、手動で代替ポンプに切り替え、10数分後に水位は回復した。前出・吉井代議士は、「東電には、危機管理体制があったのか疑問」と言う。
「昨年4月に当時の直嶋正行経済産業相に国会で質問した時も、直嶋さんは『多重防護で事故を防ぎ、メルトダウンはしない仕組みをつくっている』と答弁していました」

「津波で原発の8割が駄目になる」放置された致命的欠陥

また、吉井氏は06年にも、「5メートルの津波が来たら、引き波で海水面が低下し、原発の冷却水が取水出来なくなる」と指摘。保安院長は当時、日本の原発の8割に当たる43基で冷却水の取水が出来なくなると認めた。この時、二階俊博経済産業相(当時)は、こう言ったのだ。「安全確保の為、省をあげて真剣に取り組むことをお約束したい
しかし、東電社員はこう証言する。「緊急事故対応のマニュアルはあります。
しかし、津波や地震の被害が複合的に起きた際の対応は決められていませんでした」

地震と津波はセットのはず。非常時用のディーゼル発電が、津波で冠水して使用不能という事実は、余りにもお粗末である。
原子炉格納容器の設計者である、元東芝原子力設計技術者の後藤政志氏が言う。
「原子炉プラント設計時の、地震と津波の条件が甘過ぎるんです。阪神大震災で橋梁(きょうりょう)が落ちたのは、地盤条件による増幅が考えられていますが、原子力プラントは増幅を考えていない。
津波についても、過去の記録だけで設計し、安全条件を甘く見積もっている。原発は、設計基準が一度決められたら、それで安全として、更なるリスクに対する配慮が足りない」

【佐藤栄佐久・前福島県知事 決定的証言「東電が副知事を脅迫した!」】

一度決めたら突き進む。それに翻弄されてきたのが、福島県知事だった佐藤栄佐久氏だ。佐藤氏の話を続けよう。「既に中越地震の2年前、新潟の柏崎刈羽原発は活断層の上に立っていることが内々で報告されていた。中越地震後、原発の傍で火災が発生したのです。
その時、資源エネルギー庁長官が、活断層の上に立っている事実を公表し、同時に『東電も2年前から知っていた』と明かした。
つまり、危険を知らなかったのは、新潟県民だけでした。結局、経済産業省と東電の原発行政には、知事や行政は何の関与も出来ないのです」
02年には、保安院が原発作業員の内部告発を2年間にわたって握り潰していたことが発覚。その後、内部告発は福島県に寄せられるようになった。

「告発をしてくるのは、7次下請けとか8次下請けの労働者達です。
『東電側から200日かかる作業を半分の期間でやるように指示された。作業員はどうしようもない状況で、これでは安全は守れません』というものもありました。利益を損ないたくなかったのでしょう。

「あらゆる手段で潰します」
それでも経済産業相や東電の住民への説明は、『如何なる事態が起きても原子力は安全です』。
しかし、私は県民の安全を守らなければならないので、東電側の『原発がクリーンで安全です』というイメージ広告を、福島県では一切やらせませんでした」(同前)東電が恫喝まがいの行動に出たこともある。
97年、国はプルトニウムの新しい使用法として「プルサーマル」を閣議決定し、実施に向けた協力を福島県に要請してきた。
しかし、それまでのデータ捏造事件などで不信感を募らせていた福島県は態度を硬化、受け入れを拒んだ。

すると、01年2月、東電は圧力をかけてきました。突然、会見を開き、『計画中のものも含めて、全ての新規電源開発を凍結する』と発表したのです。
これで県内の火力発電所の建設計画も、それに伴う地域振興策も、雲散霧消することになった。
こちらも怯まずに、原子力もプルサーマルの計画も全部見直すと発表したのです」(同前)

翌年、福島県は、「核燃料引き上げに関する条例の改正案」を公表した。すると、東電の常務から、副知事のもとに電話があり、こう脅されたと言う。
あらゆる手段をもってしても潰します
東電は「裁判も辞さない」と言い、両者は激突したのだ。

「04年12月、私は原子力長期計画策定会議に招かれました。そこで、『フランスでは16年間、ドイツでは20年も議論した上で原子力政策を決めているのに、あなた達は来年結論を出そうとしている。
余りにいい加減過ぎる』と噛みついたのです。会議のメンバーは7割位が電力関係者なので、私は参加者達に『あなた方は国からマインドコントロールされているんじゃないか』と糾すと、タレントで弁護士の住田裕子さんから『失礼ね』と吐き捨てられました。これは福島県の議事録にも残っています」(同前)

こうして、ブルドーザーのように原子力政策を推し進めていった。
佐藤栄佐久〔現福島県知事も佐藤なので紛らわしいが、現知事の佐藤雄平は渡部恒三の甥で元秘書で3号機にプルサーマル、つまりMOX燃料を導入した人物〕氏は、「万が一、事故が起きたら、会津の米は売れなくなりますよ。安全が損なわれるような事態は許されません」と言い続けてきたが、いつも国は「意見だけは聞きます」という姿勢だったと言う。

自分達だけが絶対正しいという驕り。その大きなツケが今、我々国民に降りかかる――。

〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(1)≫
〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(2)≫
〔資料〕≪〔日本の復興=脱・原子力〕福島第1第2原発事故を予見していた吉井英勝・日本共産党衆院議員 国会議事録より、他(3)【完】≫
〔資料〕【緊急メッセージ】地震・大津波と炉心溶融に至る原発事故は何度も警告してきた - 日本共産党 吉井英勝オフィシャルホームページ 2011年3月20日 ※「CO2、25%削減」を掲げた鳩山政権下
〔資料〕プレスリリース:福島第1原発2号機における原子炉自動停止について - 東京電力株式会社 2010年6月17日
〔資料〕あわやメルトダウン、福島第1原発2号機 電源喪失 水位低下 - 風の便り―いわき市議会議員 佐藤和良 2010年6月19日
■〔動画〕YouTube - 佐藤栄佐久元福島県知事インタビュー Web Iwakami 2011年3月20日[90分40秒]

※住民の反対を押し切ってMOX燃料を導入した現福島県知事・佐藤雄平は渡部恒三の甥であり、元秘書。
佐藤栄佐久氏はMOX燃料導入に反対していたが、東京地検特捜部に冤罪を着せられ逮捕された。
この動画を見れば、どのように真実の声を揉み消すのか、その手法がよく分かる。特に後半で原発絡みの話が出てきます。
正しく声を挙げる人達を権力で蹂躙して挫き、愚かな富裕層が欲に塗れて人を人とも思わぬ支配を続ける。

〔資料〕原子力委員会部会及び懇談会の構成員 - 内閣府原子力委員会

※住田裕子は、元検事・原子力委員会メンバー(総合企画・評価部会構成員参与)であり、検事時代のエピソードとして、1985年、悪名高い大冤罪事件「草加事件」を担当し、自白誘導、物的証拠の隠蔽、科学的根拠が欠如した調査による深刻な冤罪被害を招いた責任者の1人として、大きな批判を浴びたが、謝罪の言葉はないままで現在に至る。
読売・日本テレビ放送網(CIAが出資して作られた放送局、読売自体が原発利権の当事者)の番組に出演中。

〔資料〕読売新聞、日本テレビとアメリカCIAの関係 - 世界の真実の姿を求めて! 2010年2月12日
〔資料〕ジャーナリズムと原子力産業の結びつき - 和順庭の四季おりおり 2011年3月25日
〔資料〕Homeless people, minors and unskilled foreign workers in disaster central Fukushima
〔資料〕日本の原子力発電の概要 主契約者、他データ(2010年5月現在)
〔資料〕東京電力原発トラブル隠し事件(今回問題になっている福島原発及び柏崎刈羽原発) - Wikipedia
〔資料〕≪〔Facebookと民主化ドミノ 資料 4〕聖書の預言と「新世界秩序」の実現、国際金融資本家達の戦略を俯瞰し読み解く為の幾つかのキーワードを再確認する(8~9)≫
■〔資料〕劣化ウラン弾による奇形 - 武器制御調査センター 1992年5月 ※正義面してテロ国家米国がやっていること、目を覆うような写真が沢山あるので注意
■〔動画〕YouTube - ウラン残土がレンガに化けて販売!放射能レンガ 1 [10分51秒]
■〔動画〕YouTube - ウラン残土がレンガに化けて販売!放射能レンガ 2 [10分52秒] ※江田五月(―デイヴィッド・ロックフェラー、シリウス。過去に反原発から推進へ変節)も登場。
〔資料〕フランスの原発について その2 「歴史」 - フランスの田舎暮らし 2010年10月13日
〔資料〕〔資料〕フランス・アレバ社の関連施設で相次ぐ放射能漏れ事故 - 美浜の会 2008年8月12日
〔資料〕ウソで動かす原子力 国と電力による事故隠しの時系列 - 国・東電などの事故隠し究明実行委員会 2002年10月
〔資料〕東京電力原発トラブル隠し事件(今回問題になっている福島原発及び柏崎刈羽原発) - Wikipedia
【信頼出来ない国】
日本の「30km」との違いが、「情報隠蔽」の憶測を広げたが、ある米軍関係者はこう解説する。
「80kmという数字は、米政府が半径30km以上での危険を探知しているという意味ではありません。これは米政府が発令する退避勧告の Phase 1(第1段階)が半径50マイル(80km)と定められていることによるのです」
こうした傾向はヨーロッパも同様。例えば16日付の英ガーディアン紙〔WikiLeaksと協力関係、Rothschild〕には、「日本はもっと広い範囲に避難命令を出すべきだ」(米原子力規制委員会委員)、「最悪の状態を考えないわけにはいかない」(欧州委員会エネルギー担当委員)などのコメントが躍る。
ヘリ放水作戦を伝えるドイツのデア・シュピーゲル(17日付)でも、「ヘリ作戦は失敗、原子炉は安定していないと思う」(ドイツ環境庁・核安全部長)。
在日外国人の大量国外脱出に拍車がかかるのも無理はなかった。
■米ニューヨーク・タイムズ(〔Rothschild〕18日付)は、東電と日本政府の対応が「心配になるほど不透明」で、今回の事態が「日本に信頼出来る指導者がいないことを浮き彫りにした」と指摘した。
 
これで企業不正捜査できるのか!?警視庁幹部続々天下り…現場にプレッシャー
「大物OBに恥かかせるな」 2013/11/21
「みずほ」「東京電力」「住友不動産」「野村證券」「日本マクドナルド」…天下り規制の盲点

 警視庁幹部の最新天下りリストを週刊現代が入手した。平成24年4月1日から25年3月31日までの1年間に、警視庁を退職した幹部の再就職先が記されている。
リストにある企業名は「みずほフィナンシャルグループ 上席審議役」「東京電力 部長」「住友不動産 嘱託」「野村證券 参与」「日本マクドナルド 法務部顧問」など有名企業ばかりである。
 公務員の天下りは規制が強まり、厳しく取り締まられているはずなのに、警視庁では人事課主導型の天下りが罷り通っているという。全国紙社会部記者がこう話す。
「確かに、国家公務員の天下りに関してはずいぶん厳しくなりました。しかし、警視庁は霞ヶ関にありながら、実は東京都の組織。そのため、盲点となってマスコミの批判を受けることもなく、今も天下りし放題なのです」

 ある銀行に天下っている警視庁OBがインタビューにこう答えている。
「一応は、コンプライアンス問題や、反社会的勢力の対応が私の主な任務ということになっています。
ですが、これまで2年間在籍して、仕事はほとんどありませんでした。そもそも社内には専門の担当者がいるので、私の出番はないんです」


 2人の警視庁OBがいる「みずほ」が暴力団への融資問題を起こして追及を受けているのを見れば、天下りは形だけだと思わざるをえない。もっと悪いのは、天下り警視庁OBの存在が捜査の中立性を妨げることもあると、ジャーナリストの大谷昭宏氏は言う。
「ある消費者金融には毎年のように警視庁から天下っていて、ついに元警視総監まで籍を置くようになった。その消費者金融に不祥事を持ち上がった際に、警視庁内から『大物OBに恥をかかせるわけにはいかない』という声が出て、なかなか捜査に着手できなかったということが実際にありました。天下りは、このような不正の温存にもつながりかねない」

 東京電力は警視庁OBを受け入れている理由をこう答えている。
「電気事業を営んでいく上で、当社社員にない警察OBとしての豊富な経験や専門知識を有している者として採用している」

 原発反対運動のデモを取り締まらせるつもりなのだろうか。
しかも、天下警視庁OBの待遇はことの外いいという。公益財団法人・東京タクシーセンターの担当者が明かしている。
「常勤の常務理事として来ていただいています。常勤の場合、週に3日以上の勤務と定めています。報酬は月額65万円でボーナスも出ます。年間の報酬は1100万円です」
先の大谷氏がこう続ける。<「彼らがどこに再就職しようと、能力を買われているなら構いません。問題なのは、警視庁側が事実上『おまえのところは何人引き受けろ』と、企業に採用枠を押しつける形なっている場合です。長年にわたる先輩からの申し送りで、ポストが指定席化しているのに、表向きは『企業側から強い要請があったため』と言ってごまかしている」

 猪瀬直樹都知事はこの天下り問題をどう考えるのか。見解を聞いてみたいものである。(続く)

Jcastテレビウオッチ
2013/11/21 17:21